社会福祉法人 桑友

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「2024年度 ぷらす研修等開催報告」

こんにちは。ぷらすです。

今回は、2024年度にぷらすが開催した研修等のご報告です。

様々な企業、関係機関の方々にご協力をいただきまして研修等を開催いたしました。

今年度も参加者のみなさまにとって有意義な内容となるような研修等を企画したいと考えておりますので、ぜひご参加ください。

 

〇6月 2024年度 ぷらす 連絡会および交流会(関係機関向け)

 連絡会では、2024年度活動計画のほか、支援事例の紹介を行いました。支援事例を通して、ぷらすの支援内容や様々な機関との連携について知っていただく機会になればと思い、新たな試みとして行いました。参加者アンケートでも「事例紹介が参考になった」と好評の声をいただきました。

 交流会では昨年度好評をいただいた「障がいのある方の働くについて知りたい&聞きたい&話したい」カフェPARTⅡを開催しました。「一般就労に向けて使える制度や方法を知りたい」「就労支援事業所同士での情報交換」「色々な支援機関がどんなことをしているか知りたい」「就労選択支援って?」などのテーマについて、少人数のテーブルで意見交換や情報提供などを行いました。行政、福祉、医療、教育、労働など様々な職種の方にご参加いただき、今後の連携につながる機会になったという感想をいただきました。

 

和気あいあいとした交流会の様子

 

〇8月 はたらくステップジャンプ 「コミュニケーションセミナー」(在職者・企業担当者向け)

 はたらくステップジャンプとは、ぷらすが提供する企業で働く障害がある方の学びの場です。学びを通してお仕事のスキルアップ、モチベーションアップ、日々の振り返りにつなげ、職業生活の充実を図っていきます。今回のテーマはコミュニケーションです。社内の円滑なコミュニケーションを促進し、相互理解、業務パフォーマンスの向上を目指します。

具体的な内容としては、(株)プロテリアルハローの森本様から「就業の心得」についての講義を、島根障害者職業センター様から「報告・連絡・相談の実践」について講義とグループワークを実施していただきました。

参加者のみなさんが主体的に参加していただき、感想を見ると良い反応が多かったので、また継続していけたらと思います。

 

講義を真剣に聞く在職者の参加者

 

〇11月 スキルアップセミナー 企業見学会(求職者向け・関係機関向け)

 一般企業で働くことを目指す障害のある方を対象に、実際の職場環境や業務の様子を見たり体験談等を聞いたりすることで就労後の実際を知り今後の就職活動に活かしてもらいたいとの目的で、職場見学会を開催しました。今年は松江にある日野自動車様を訪問し、大型トラックが出入りする中、整備で忙しく働いておられるリアルな現場を見学しました。入社10年になる方は大型免許を取得し仕事の幅が広がったこと、入社2年目の方は整備士を目指して奮闘中であることをお話されました。「働くことは大変だけど自分自身が成長できるので皆さんも頑張ってください」とエールを頂きました。

 

工場内の見学の様子

 

〇12月 障害者雇用推進セミナー「共に働きやすい職場づくり~合理的配慮について考える」(企業担当者向け)

私たちは日々、多くの企業から障害のある方の雇用や合理的配慮について等の悩みや困りごとの相談を受けています。合理的配慮の提供が義務化され、いま一度、目的や制度についての確認をする必要性が高まっています。企業が抱える不安が軽減することで、障害のある方の職場定着や、ともに安心して働き・支えることに繋がると思い開催しました。島根労働局 大石地方障害者雇用担当官様より合理的配慮とはどのような内容かの説明を頂き、その後、青山商事株式会社 細川孝志様より合理的配慮を行う際のポイントや具体的な事例についてお話しいただきました。セミナーには、約40名を超える企業の方にご参加していただきました。

 

細川様の講演に熱心に耳を傾ける参加企業担当者

 

〇2月 就労選択支援セミナー(関係機関向け)

令和7年の10月から始まる新しい福祉サービス「就労選択支援」についての最新情報を、厚生労働省の鈴木担当官様から説明をしていただきました。

今回は、島根県内7か所の就業・生活支援センターが主催し、島根県、松江市の共催をもって開催したこともあり、県内全域から120名を超える参加者がありました。

 鈴木担当官様の説明は、大変気持ちのこもった熱いものでした。現在の就労支援の仕組みの一つである「直B」利用について、これが形骸化してはいけない理由を、就労系福祉サービスの目的を丁寧に紐解きながら、お話をしていただきました。そこでこれから始まる「就労選択支援」の仕組みを形骸化することなく、一人ひとりの多様な「働きたい」に応えられるような仕組みとなるように…との思いを伺いました。

 また、松江市の就労アセスメントワーキングチームの実践報告を松江市障がい者福祉課の曽田係長様よりお話をしていただきました。この実践報告について、鈴木担当官様より「松江市の取り組みは国内でも先進的」「島根県の他の地域も参考にするとよい」との評価をいただきました。ワーキングチームを主催しているぷらすとしては、大変励みになるうれしいお言葉となりました。

 

鈴木担当官様の80分を超える熱のこもった説明でしたが、みなさん食い入るように聞いて下さいました

 

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